tanakahdaのプログラマ手帳

プログラミングとかソフトウェア開発とかの備忘録

例外処理 Finallyブロックについて@UiPath

一般に、例外が利用できるプログラミング言語においては、Finallyブロックは Tryブロックの実行直後に必ず一度だけ実行されます。(例外がスローされるか否かに関わらず)

これは、例外がスローされた場合においても、必要な後処理を確実に行えるようにすることを意図したものです。

UiPathの[トライキャッチ]アクティビティにも、Finallyブロックを作成できますが、下記のいずれかに限って実行されます。
・Tryブロックを最後まで実行したとき
・Catchブロックを最後まで実行したとき

つまり、上記以外の場合(Catchブロックがない[トライキャッチ]アクティビティのTryブロックの中で例外がスローされたり、Catchブロックの中で例外が再スローされたりした場合)は、Finallyブロックが実行されません。

このため、例外がスローされた場合でも実行したい後処理があれば、それはFinallyブロックを使用せずに実装してください。

引用:UiPathコーディング規約_ver1.1.0.pdf  12.6. Finallyブロックについて